お重箱。
「彼がバイクの事故で死んじゃった…」
友達が、高校2年から付き合った彼をなくしたのは20歳。
そんな彼女と、かれこれ、もう随分と長い付き合いになります。
当時は泣き崩れる彼女をどう励ましていいのかもわからず、なくなってしまった彼を恨んだものでした。
その彼女が、私の誕生日にプレゼントしてくれたのがこのお重箱。3段重ねです。
若い頃は、なんともごついものやなぁ〜と、押入れの奥に仕舞っていましたが…
でも、お正月に作るおせち料理を詰めるため、ふとお重箱があったなぁ〜と取り出した次第です。
今更見ると、とても豪華な絵柄です。
おせち料理は一段目、二段目、三段目に分かれます。
一段目には
ここには三種の祝い肴を入れ、きんとんや伊達巻などの口取り類も入れました。栗きんとんは、さつま芋の柔らかい甘さで、予想以上の旨さでした。
二段目には
酢の物や焼き物がメイン。
柚子の入れ物で、酢の物の香りが良いです。
三段目は煮物になります。
可愛い人参の梅の花でしょ?
コンニャクも角を取ってます。
しきりに笹の葉や、飾りに南天も添えたら映えますね。
彼女がくれた、お重箱…
ようやく大活躍でした。